エリック・クラプトン|Tears In Heavenで学ぶ英語

英語を音楽で学ぼう
英語を音楽で学ぼう

仮定文のWouldを使う時と、使わない時
♪Would you know my name if I saw you in heaven?” から
Wouldは「未来系{will}の過去形」と教えられたのは、私だけででしょうか?^^; では、なぜ「あした晴れたら、街に行く」は(If it’s sunny tomorrow) I will go to the city とwillを使うのでしょう?
それは、「あした晴れる」ことが起こり得るからです。
あり得ない事実を仮定する場合にIf文の時制が、一つ過去になり、次の文の動詞の前にwould が置かれます。歌詞ですと「天国で会えたら、僕の名前を知っていてくれる(覚えていて というニュアンスです)?」というのは非現実的ですので、see (会う)が過去形の saw になり、know (知る)の前に would が付いています。

If文の時制が一つ過去というのは、例えば過去に起きたことの、非現実的な仮定分は
「去年あなたと知り会えていたら、アメリカに引っ越さなかったよ。」という場合
“If I had gotten to know you last year, I would have not moved to America”
になるように一年前のことを話すときは、ふつうの過去形 got でいいのですが、非現実的の仮定分は、時制が一つ前になるので過去よりも更に過去の、過去分詞 (had done) になります☆

・主語がない場合の主語
♪Would it be the same if I saw you in heaven?” から
上の歌詞の “Would it be the same” は「同じかな?」という意味ですが
「すべて同じ」 = “Everything is same.”
「私とあなたのMP3プレイヤーが同じ」=”Your MP3 player is same as mine”
などと主語がある場合はいいのですが、ただ「同じだよ」という場合はit を主語にします。
日本語では「違うよ。」や「すごいね!」と主語なしでも文が成り立ちますが
英語では主語と動詞がないと文が成り立ちません。そのため、it が必要になります (^^ゞ

・Carry onCarry out
♪I must be strong and carry on” から
「強く、い続けなきゃいけない」
テスト勉強をしている時、Carry on と Carry outどっちがどっちか、分からなくなる時がありました。
“carry on” が 持続する (keep doing) で”carry out” が 実行する という意味です。
うまい覚え方もあるかもしれませんが、私はオ~ン(o-n)とkeepと覚えました (^_^;)
*ちょっとややこしいのですが、carry on は自動詞でも他動詞でもあるので目的語があっても、なくても大丈夫です。
(例) I’ve been walking for an hour so{一時間も歩いたんだから)
I will carry it on = I will carry on どちらでも意味が同じです。
(最初の例文の it は walking を表します)
反面、carry out は目的語を必要とするので”it” か ” ー (すること)” を入れないといけません ^_^;

「出来る」という意味だけでないCan
♪Time can bring you down, Time can bend your knees.
Time can break your heart” から
“Bring you down” は「あなたを落ち込ませる」という意味ですが、
ここでの Can は~が「出来る」ではなく「こともある」という意味です(*^_^*)
なので「時間が落ち込ませることもある。許しを乞うこともある。心を砕かれることもある。」という意味になります。
*バラード最初の曲。Would と If がうまく使われている曲が他に思いつかなかったので悲しい曲になってしまいました(・・;)