英会話で表現の幅を広げる英語8|Pull the Wool over Eyes|Drop the Ball|Off-Limits

実践英会話
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Pull the Wool over Eyes

“Pull over”は「(車を)停める」の意味でよく使われますが
「(セーターなどを)頭からかぶる」という意味もあります♪
ウール(wool)は「羊毛」で”Pull the wool over ~’s eyes“は「(事実を隠し)~をだます」の意味のイディオムで、映画や新聞の記事によく登場します!

語源については諸説あり、数百年前、弁護士が裁判官から都合の悪い事実を隠し(騙し)ていたのを当時の白い髪粉をカツラに付ける文化と羊毛の白さとかけた、と言うのが意味にも合うと思います!
(そう言えばクラシックの作曲家って若いのに、髪が白いですよね(若いのに)謎が解けました^^;)

☆単語解説☆
*pull over=(道の片側に寄せ)車を停める、(セーターなどを下に寄せ)頭からかぶる
pullover=セーター
*wool=ウール、羊毛
(羊=sheep、子羊=lamb)
↑違うタブで発音が聞けます(*^^*)
(lambのbは発音されません)

*「何かを隠し誰かをだましていた」状況のときや、言われたとき理解するために知っておく必要はありますが、毎回このイディオムを使うわけではなく、会話ではcheatを使うことが多いです!
cheat (on ~)=(~を)だます
=pull a fast one (on ~)

例文

<例1>
(2人が何やら話し合っています..)
A)
Hey! Are you trying to pull the wool over my eyes?
= ねぇ!騙そうと何か企んでない
B)
No! I’m not hiding anything.
= 違う!何も隠してないよ
*hide=を隠す、隠れる

<例2>
(あっ。今度は車を停められてしまい何か小さい声で話しています..)
Wait.. Don’t try to pull the wool over the eyes of a police-officer.
= ちょっと待って..警察の目を欺こうとしない方がいいよ..
You will be the one who’ll pay dearly..
= 後あと大変な事になるのは、あなただよ..

*~‘s eyesthe eyes of ~とも言えます
Mike’s friend=a friend of Mike
==マイクさんの友達
*police-officer=警察官
*pay dearly (for ~)=(~の事で)大きなツケを払う/大変な状態になる
drop-the-ball

Drop the Ballで失敗する

アメフトで、場面によってボールを落としてはいけないルールがあるそうです。それを語源にDrop the Ballは(肝心な時に)失敗する|(不注意で)責任を果たせないという意味があります(*^^*)

☆単語解説☆
*文字通りの「ボールを落とす」という意味あります!
*アメリカはスポーツに熱狂する人が多い反面、(過去に熱狂的なファンから迷惑を受けてか)嫌いな人も少なくはありません..えっ?..帰国女子☆..はどちらでもないです^^;)

例文

<例1>
A)
Did you call Michael about tonight?
= 今夜のことマイケルに電話してくれた?
B)
Oh!! I dropped the ball..
= あっ!うっかりしてたよ…
*不注意でヘマした例です

<例2>
A)
Come on! Who’s gonna drive a car then?
= えぇ!じゃあ誰が運転するの?
B)
He has a car? You should’ve told me..
= マイケル車持ってるの?言ってくれればよかったのに..
Nobody wants to be a ball-dropper..
= 「こういう時ミスる人」には誰だってなりたくないよ..

*gonna=going to
*ball dropper=Drop the Ballをする事で知られる人
↑こういう使い方も出来ます
*should’ve ~=~するべきだった、~してくれれば良かった
=should have ~
「(助動詞) have+(過去分詞)」
=「助動詞の過去形」の作り方☆彡
<他の例>
Something might have happened.=何かが起こったかもしれません。
I could‘ve done many other things.=他に沢山の事が出来ました。

<例3>
A)
Stay focused! Don’t drop the ball!
= 集中して!ミスしないでね!
B)
I know!
= 分かってるよ!
*「肝心な時に失敗」しないの例です^^;

*stay focused (on ~)=(~に)集中し続ける、集中力を保つ
off-limits

Off-Limitsは『禁止』

場所がOffLimitsなら立ち入り禁止
何かがOffLimitsなら話題に出すのを禁止、または使用禁止になります!
*「なんでLimitは複数形なの?」と思われそうですがOff-Limitsで決まった言い回しです(*^^*)
(制限なしはNo-Limitsです)

例文

<例1>
A)
Wow. Great place.
= わぁ良い所だね。
What’s in your room?
= あなたの部屋はどうなってるの?
B)
My room’s totally off-limits.
= こっちは完全に立ち入り禁止。

☆単語解説☆
*『ゴーストワールド(Wikipedia)』という映画でスティーブ・ブシェミがこういう使い方をしていました
こっちはだめ」という時”Off-Limits here“と手首を左から右に動かしながら言ってみましょう(^^♪
*What’s in ~=~の中に何がありますか?
<例>What’s in your big bag?
= 大きい鞄の中に何が入ってるの?
*totally=完全に、全体の
↑違うタブで発音が聞けます☆

<例2>
Smoking and drinking are off-limits to minors for themselves.
= 喫煙と飲酒は未成年者自身のために禁止です。

*toを使い「誰に」禁止かを説明できます!
*minor=未成年(名詞)、重要ではない(形容詞)
major=重要な、専攻科目(名詞)

<例3>
We’ll have a dinner but
= 夕飯は食べるけど
don’t talk about boyfriends or girlfriends or anything like that.
= 彼氏とか彼女とか、そういった事は話さないでね。
It’s off-limits at my place.
= うちではタブーだから。^^;

*↑の文ではoff-limitsの代わりに”a taboo”とも言えます*^^*)
*~ or something like that=~とか、~くらい
否定形(don’t)なのでsomethingがanythingになります☆彡